フリーランスの方、自営業の方
確定申告悩みところなんじゃないでしょうか。
私もその一人です。(笑)
今回は、青色申告10万円控除を見ていきます。
そもそも白色申告と比べてどうなのかですよね。
実は、そんなに変わらんですよね。
では青色申告10万円控除を見ていきましょう。
青色申告10万円控除を受けるためには
一応ですが青色申告承認申請書を
出さないといけないです。
青色申告をしようと思ったら
前年の3/15(その年の1月16日以後、新たに事業を開始した場合には、その事業開始の日から2月以内)までに青色申告承認申請書を出さなくてはなりません。
それで今年の申告が可能になります。
(令和2年は特例措置ありです。くわしくはこちらで確認してください。)
開業の時は、
開業届と青色申告承認申請書を
同時に出す方がベターです。
しかし、出す書類がちょっと変わります!
所得税の青色申告承認申請書兼
現金主義の所得計算による旨の届出書です。
間違わないで下さい。
あと、前々年度の事業所得の金額及び不動産所得の金額
(事業専従者給与(控除)の額を必要経費に算入しないで計算した金額)が300万円以上である人限定です。
国税庁/[手続名]所得税の青色申告承認申請(兼)現金主義の所得計算による旨の届出手続 参考
では、実際の記帳についてです。
青色申告10万円控除の記帳
帳簿は、①現金出納帳②売掛帳③買掛帳
④経費帳⑤固定資産台帳の5種類です。
① 現金出納帳
事業用の現金の出し入れの状況を、
取引順に記入する帳簿です。
② 売掛帳
得意先ごとに商品などの掛け売りや、
売掛金の回収の状況を記入する帳簿です。
③ 買掛帳
仕入先ごとに、商品などの掛け買いや、
買掛金の支払いの状況を記入する帳簿です。
④ 経費帳
仕入以外の事業上の費用を
租税公課、水道光熱費、旅費交通費、給料賃金などの
科目ごとに記入する帳簿です。
⑤ 固定資産台帳
事業用の減価償却資産や繰延資産について、
資産の取得およびその異動に関する事項などを
記入する帳簿です。
白色申告が変わるとしたらここですね。
![](https://tomibonblog.net/wp-content/uploads/2020/03/photo-1563198804-b144dfc1661c-160x90.jpg)
では、次に確定申告を見ていきましょう。
青色申告10万円控除の確定申告
青色申告決算書(現金主義用)
控除を証明する書類
を提出する。詳しく見ていきましょう。
1枚目は所得金額や税額を書いていくのです。
2枚目は控除する項目などを書いていきます。
収入計算書とそれに
が記載されています。
白色申告とくらべ、これ若干減っています。
記帳で時間かかっているのです。
白色申告で記載されていた売上金額の明細、仕入金額の明細の項目消えてます。
結果、白色申告と比べて
そんなに変わらないと思います。
現金主義のところだけは変わると思いますが。
そうなら、青色申告10万円控除を狙っていけばいいと思います。
経理無理という方には、青色申告10万円控除をおすすめします!
特典が大きいです。これは最後に言います。
これは、生命保険などの控除書類です。
では、帳簿保存も見ていきましょう。
青色申告10万円控除の帳簿保存
これは、青色申告55万、65万控除と変わらないです。
という事です。
くれぐれもですが、捨てないで下さい。
覚えるの大変なので、全部7年間は持っててください。
最後、特典について書いていきます。
青色申告10万円控除の特典は?
簡易簿記を使っているため、
特別控除額が10万になってしまいます。
しかし、簡易簿記でも青色申告の特典は受けられます。
① 青色事業専従者給与額の必要経費算入
配偶者、家族などは、
事業に専ら従事しているのであれば給与については
相当であると認められる金額を必要経費にすることができる。
ちなみに、専従者給与自体は、白色申告でも認められますが、
年に配偶者86万円、それ以外の家族は50万円までです。
前提として同一生計内の給与は制限がかかります。
専ら従事しているが前提としてあるので、
他にパート等しているときはNGの場合があり、注意です。
② 純損失の繰越し及び繰戻し
3年間、マイナスを繰り越し、繰り戻しできます。
たとえが、100万のマイナスがあってとして
翌年に利益が200万でたら、
合わせて利益100万にすること、
逆に、ずっと利益が出ていて、
今期がマイナスであれば還付してくれる。
あと、10万円控除ならではのことなんですが、
10万円控除の場合は期限後申告でも
10万円控除することができます。(笑)
③自家消費が認めらる
自宅を仕事場にしている方は、
青色申告であれば
家賃や水道代、インターネット代などの一部を経費にできます。
業務に必要なことが明確なら認められますが、
経費に入れられる金額割合は
業務での使用時間など状況により異なります。
白色申告の場合は、
業務利用の割合が主でないと経費として認められません。
などの特典があります。
全部受けられます。
まとめ
どうだったでしょうか?
白色申告は特典が何もないので
経理がどうしてもという方でも、とりあえず青色申告10万円控除にしましょう。
本当にもったいないと思います。
手間もさほど変わらないのでお願いします。
でも、上には上がいます。
ということで、明日は、青色申告55万円、65万控除について書きます。
見てくれると嬉しいです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
コメント
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