障害者でフリーランスって今の時代少なくないのでしょうか?
税金安いに超したことはないですよね?
税金上、扶養親族の税額が減るという事になります。
私は障害者で、フリーランスをしています。
前職は、税理士事務所などで働いていましたが、同じような事例ありませんでした。
- 税務署(所得税)で相談した内容
- 市町村の窓口(住民税)で相談した内容
をまとめていきます。
所得税、住民税についてみていきます。
今年(2021年)の申告の申告では、抜本的な改正がありました。
そのことについても解説していきます。
・2020年の税改正について。
・所得税、住民税について障害者(フリーランス)が扶養に入れるかについて。
・税金を少なくするかについて。
2020年の税制改正で変わったこと(所得税)
2020年の税制改正!家庭にどう影響するか?でも、話した通り、基礎控除が48万円(2019年までは38万円です。)になりました。
基礎控除
基礎控除とは、所得税や住民税の計算をする時に納税者の所得から一律で差し引かれる所得控除の1つです。
ここでポイントになるのが、合計所得金額が2,400円以下です。
そんなに超える人はいないのではないでしょうか。
これから、フリーランスと使いますが、個人事業主を含みます。
つまり、所得税・住民税の話です。
確定申告!白色申告って何?青色申告の違いを解説!で解説したように、青色申告は、3パターンに分かれます。
フリーランスで青色申告(簡易簿記)の場合は、10万円控除です。
確定申告!白色申告って何?青色申告の違いを解説!で解説しています。
フリーランスで青色申告(複式簿記)の場合は、55万円控除と65万円控除です。
この区分は今までなかったのですが、電子申告(e-Tax)などしていれば減税ということで改正されました。
所得により基礎控除は変化しますが、青色申告特別控除は変わりません。
ですが、事業を始める時2カ月以内やその年の3月15日までに所得税の青色申告承認申請書を出さないといけませんし、開業届も事業を始める1カ月以内に出さないといけません。
障害者(フリーランス)が扶養に入れるかについて(所得税、住民税)
まず、障害者とは何かをみていきましょう。
特に障害者手帳をもっている場合です。
障害者手帳をもっていると障害者控除が受けられます。
障害者手帳のメリット!障害者控除とは何か?難病でもとれる!で解説しています。
私は身体障害者手帳を持っている障害者です。
フリーランスがお得な点として、経費が使える点ではないでしょうか?
働き方の多様化を踏まえ,働き方改革を後押しする等の観点から,給与所得控除及び公的年金等控除の控除額が一律10万円引き下げられ,基礎控除の控除額が10万円引き上げられます(所得税:48万円,個人住民税:43万円)。
ただし,合計所得金額が2,400万円を超える方については,段階的に引き下げられます。
京都市情報/令和3年度個人市・府民税に適用される税制改正について 引用
ちなみに、住民税は令和2年の所得税をもとに令和3年度分の住民税が決まります。
私が京都なので京都の資料です。
気になる方は、市町村の窓口で聞いて下さい。
住民税は所得税の確定申告書をもとに計算されます。
所得税:48万円、個人住民税:43万円になります。
それを超えたら、扶養には入れないことになります。
そうなんです。
障害者控除は、扶養親族の扶養に入るかどうかは関係ない。
だから、フリーランスの場合、青色申告特別控除が大切になります。
それに給与所得にはない、経費という概念があるということです。
収入―経費
白色申告については、確定申告!白色申告って何?青色申告の違いを解説!で解説しています。
収入―経費―10万円
青色申告(簡易簿記)については、確定申告!青色申告10万円控除を確認!白色申告と比べてみた!!で解説しています。
収入―経費―55万円
収入―経費―65万
青色申告(複式簿記)については、確定申告!青色申告55万円、65万円控除ってどんなにお得か?!に解説しています。
結論として、障害者うんぬんは関係ないということです。
所得税の基準があって終わってから、障害者控除を引くという事です。
結果、障害者控除を引いても引かなくてもいいと言われました。
これが探してもないという結論です。
それと、改正で基礎控除が上がった効果は、大きいでしょう。
令和2年分所得税等の確定申告手引き 引用
青色申告特別控除を取るためには
会計ソフト必須です。
クラウド型とインストール型があります。
クラウド型をオススメします。
毎年税制改正があります。
インストール型だと買い替えなければいけません。
簿記が分からない人向け
簿記がわかる人向け
私は、商業高校出身で日商簿記2級をもっています。
税理士試験、簿記論なども持っています。
私は、マネーフォワードです。
本当ならば、日商簿記2級を取った方がいいでしょう。
その方が企業分析もできますし、家計にも役立つと思います。
会計ソフトをもっていると青色申告(電子申告)が可能になります。
簡単に確定申告が出来る時代が来ています。
まとめ
個人で収入―経費―青色申告特別控除=住民税43万円以下で扶養親族になります。
住民税を基準に思っていた方がいいと思います。
また、住民税非課税世帯(住民税を課税されている者が一人もいない世帯)もあります。
自分が扶養になると所得税、扶養親族の控除が扶養控除(38万円)と障害者控除27万円(特別障害者の場合40万円、同居特別障害者75万円)プラスになります。
国税庁/障害者控除 参照
住民税が、扶養控除が33万円、障害者控除26万円(特別障害者の場合30万円、同居特別障害者53万円)プラスになります。
本来は個人で見るものではなく、生計一で見るものだと思います。
夫婦ならわかりやすいですよね。
財布が一つなんですもん。
令和2年分所得税等の確定申告手引き 引用
でも儲けた方がいいとかありますし、損得ではないとは思いますが。
扶養に入れる基準がどの程度なのかのを確認できたのではないでしょうか。