年金は、一言でいうなら「リスクのための備え」です。
人生何が起こるか分かりません。
考え方は保険に近いです。
難病の人は残念ですが、そのリスクが高いって思います。
公的年金には、老齢年金の他、障害年金、遺族年金の3種類があります。
そのなかで、障害年金をみていこうと思う。
というのも、わたしは障害年金をもらっています。
全身性エリテマトーデス(SLE)の副作用(本当に稀です。)で、右手右足が動かなくなりました。
今も、特にものの今も書き取りなんかはできません。
ゆっくり、本当にゆっくりなら書けます。(笑)
絶望以外の何ものでもありませんでした。
そんな時に出会ったのが、障害年金でした。
絶望の果てにいている方、難病でこの先どうなるか分からないと不安を抱いえている方、一般の方もに向けて書きます。
本当に、誰にもどうなるかなんてわかりません。
わたしもそんなことになるなんて、思ってませんでした。
いつどんなことになるかなんて、誰にもわかりません。
難病などでも入れる年金とは
年金というと、老後の生活を支える「老齢年金」のイメージがあります。
病気やけがなどで障害が生じたときには「障害年金」、
家計の支え手が亡くなったときに「遺族年金」が支給されることご存知でしょうか?
年金は、人生の「もしも」を支える重要な保険です。
ここでは、「障害年金」について詳しく見て行きましょう。
障害年金とは
障害年金とは、
腎臓・心臓などの内臓疾患からうつ病・統合失調症・知的障害などの精神疾患に加え、指定難病も対象になりますし、一般に難病と言われる人など含め誰でもチャンスがあります。
障害で困っている方への広い枠組みでの金銭支援です。
具体的には「病状の経過、日常生活の状況や治療効果などを総合的に考慮して認定」されるというものです。
少し以前に、年金を未納にしていたら、障害年金もらえない現実で話しましたが、年金払わないっていうのは、本当にやめて下さい。
資格がなくなりますから。
そこでも、話していますが、払えない時は、免除という手続きもできます。
まぁ。サラリーマンなどの方や(現時点で)サラリーマンを支える主婦などの方以外の方です。
自営業やフリーランスや無職などの方は、注意が必要です。
障害年金の等級は?
障害の等級は、次の通りです。
障害等級 | 法律による定義 | 具体的には |
1級 | 身体機能の障害または長期にわたる安静を必要とする病状が、日常生活の用を弁ずることを不能ならしめる程度のもの | 他人の介助を受けなければ日常生活のことがほとんどできないほどの障害の状態です。身の回りのことはかろうじてできるものの、それ以上の活動はできない方(または行うことを制限されている方)、入院や在宅介護を必要とし、活動の範囲がベッドの周辺に限られるような方が、1級に相当します。 |
2級 | 身体の機能の障害または長期にわたる安静を必要とする病状が、日常生活が著しい制限を受けるかまたは日常生活に著しい制限を加えることを必要とする程度のもの | 必ずしも他人の助けを借りる必要はなくても、日常生活は極めて困難で、労働によって収入を得ることができないほどの障害です。例えば、家庭内で軽食をつくるなどの軽い活動はできてもそれ以上重い活動はできない方(または行うことを制限されている方)、入院や在宅で、活動の範囲が病院内・家屋内に限られるような方が2級に相当します。 |
3級 | 傷病が治らないで、労働が著しい制限を受けるか、または労働に制限を加えることを必要とする程度のもの | 労働が著しい制限を受ける、または、労働に制限を加えることを必要とするような状態です。日常生活には、ほとんど支障はないが労働については制限がある方が3級に相当します。 |
障害手当金 | 傷病が治ったもので、労働が制限を受けるか、労働に制限を加えることを必要とする程度のもの |
政府広報オンライン/障害年金の制度をご存じですか? がんや糖尿病、心疾患、呼吸器疾患など内部疾患の方も対象です 引用
加入していた年金制度や障害の程度、配偶者・子どもの有無などによって、支給額が異なります。この話は、後々話します。
障害年金の額は、物価や賃金などの変動に応じて、毎年見直しが行われ、その年度の支給額に反映されるのです。
では、何が難しいのでしょう?
難病でも障害年金がもらえるチャンスがある。
その前に通常の手続きを見て行きます。
障害年金の手続き
手続きを行う前に、日本年金機構の「ねんきんダイヤル」に電話するか、年金事務所や街角の年金相談センターなどに行って、事前に相談することをお勧めします。
相談の際は、障害年金を申請する方の基本的な要件のほか、病歴や障害の状態なども確認しますので、基礎年金番号が分かるものや障害の状態に関する資料をもっていきましょう。
そうすれば、提出物をいってくれます。
相談後、提出物がそろったら、
障害厚生年金・・・お近くの年金事務所
に資料をもって行って、申請をして下さい。
政府広報オンライン/障害年金の制度をご存じですか? がんや糖尿病、心疾患、呼吸器疾患など内部疾患の方も対象です 引用
長いです。しかも、出してからの期間ですから、相当時間はもっていかれます。
では、難病の場合、何が難しいのか?
難病のときなにが難しいか?
難病の場合、確定診断がされるまでに様々な医療機関を受診している場合があるので注意が必要です。
私の時は、障害基礎年金なのですが、初めから、市区町村の役所に行ったのですが、本当に詳しく教えてくれました。
わたしの時は、自分たちで出したのですが、右手右足が不自由だったのもあるのですが、出すまでの時間が、掛かりました。
でも、その前に主治医に言いました。
主治医が診断書を書いてくれる(指定はありません。)ので、主治医に書いてほしいこと、なんで困っているのかなどを正直に言いましょう。
逆にそっちの方が「決めて」になります。
個人的には、初めから、社会保険労務士などに頼るのでなく、自分で出来そうならやってやる、無理そうなら社会保険労務士などに頼んでみるというのをおすすめします。
だって、自分の苦労って自分にしかわかりません。
難病の人はわかってくれると思いますが、他人には本当の意味での理解難しいです。
わたしのときは、受診状況等診断書を、幼稚園の頃(幼稚園の頃、シェーグレン症候群かも?の状態でした。当時は、膠原病で通っていました。)の医師の先生頼むとこから始まります。
その病院はありましたが、先生がいない。
カルテが奇跡的にあったので、書いてもらったりしました。
受診状況等診断書は、救急車で運ばれた時の病院(最初10年前に肺高血圧症である疑いとして運ばれた時の病院です。)。と
(わたしは、今は京都に住んでいるのですが、名古屋に住んでいる期間があって、その時に右手右足が不自由になったので)京都から名古屋に行って名古屋の医師の先生にも書いてもらいました。
でまだ書類はありますが、母に病歴・就労状況等申立書(コピーが残っていますが、むっちゃくちゃこと細かに書いてあります。)を書いてもらっい。
最後に循環器疾患の障害用と肢体の障害用という診断書を今の主治医に書いてもらいました。
この書類は、全部教えてもらいました。安心してください!
本当に長かったです。
いや、今考えたら社会保険労務士に頼むのも、よかったのですが。
できるな。っとその当時は思いました。
でも、大変でしたけど、結局は、障害年金をもらえたのですし、いいとしましょう。
残念ですが、初診日の前日までに年金を免除期間にもならず、一定の期間納めていない場合等の時には障害年金は請求できません。(初診日が20歳前を除く)
だから、年金の重さを伝えています。詳しくは、以前の記事でいっています。
それに、請求申請したからって通るわけではありません。通らないので、再申請を行わなければならないってこともあります・・・この辺はまた別の機会に言います。
働いていても大丈夫。
障害年金の受給において、原則として所得制限はありません。
なぜなら、障害年金の受給要件には主に病気やけがの状態が挙げられており、所得についての要件は定められていないからです。
原則というのは、例外があって。20歳前の傷病を原因としていたりの場合などです。
診断書では主治医の判断として『労務困難である』と書かれていても実際に働いている方もいます。
まさにわたしがその状態です。
普通にサラリーマンの方たちと働いていたこともあります。
しかし、毎回(状況で2年に1回とか出さなくていい場合もあります。病気次第です。)診断書を出さなくては、いけません。
その時には、主に医師の先生の診断書です。労力は少ないかと思います。診断書料は掛かりますが・・・
でも、前提として、ずっと続くわけでないってこともお伝えします。
まとめ
・難病だけでなく誰でも病気などの場合は、障害年金をもらえる権利がある。
・難病のときなど、さらに手続きが複雑です。
・自分の苦労は自分にしかわからないので、出来れば自分で動こう。
・障害年金には所得制限は原則としてない。
どうだったでしょうか?
障害年金の申請を考えている方へ
それ以外方へ