【失業保険に使われる就職困難者って?】障害者手帳【難病の私の場合】

障害者手帳
Pocket

失業保険(雇用保険)は、失業した時に役立つ保険なのです。

雇用保険は失業手当が、主ですが、再就職手当などもあります。

 

とっても役立つものです。

でも、失業保険を受ける上で、障害者手帳をもっている就職困難者の方が優遇されるんですね。

 

とみぼん
とみぼん

わたしは、全身性エリテマトーデスと肺高血圧症という難病です。

就職困難者として失業保険を受けてました。

 

・そもそも失業保険って?

・就職困難者って何なのか?

・障害者手帳をもっている就職困難者として受け取れることは?

 

いろいろ疑問があると思います。

下記の疑問に答えて行きます。

 

スポンサーリンク

失業保険(雇用保険)とは?

 

大まかにいうと、1週間に20時間以上の人働いていると雇用保険を会社と従業員とで支払っています。

正社員はもちろんですが、アルバイトとかでも会社に加入義務があります。

 

雇用保険は、労働者が失業した場合などに必要な給付などを行う制度です。

 

では、失業とは雇用保険では、どういう状態のことを指すのでしょう?

「失業」とは、離職した方が、「就職しようとする意思といつでも就職できる能力があるにもかかわらず職業に就けず、積極的に求職活動を行っている状態にある」ことをいいます

 

  1. 病気やケガのために、すぐには就職できない
  2. 妊娠・出産・育児のため、すぐには就職できない
  3. 親族の介護・看護のため、働く事が出来ない

などの場合は、失業の状態になりません。

そのときは、雇用保険の受給期間の延長が出来ます。

 

雇用保険の受給期間の延長【病気やケガ、出産や育児などのために】
失業保険の受給期間は、会社を退職した日の翌日から1年間です。病気やケガなどで働く意思があるのに、就職活動ができずにいる人のための国が用意している救済制度があります。今回は、この「雇用保険の受給期間の延長」をみていきましょう。

 

一般の場合は?

 

年齢や離職理由などによって、期間は異なります

90日〜360日の範囲で、基本手当(賃金日額の5割〜8割)という失業保険がもらえます。

 

でも、自己都合による退職の場合、一般の離職者に当たります。

 

被保険者であった期間

10年未満 10年以上
20年未満
20年以上
90日 120日 150日

 

しかも、これすぐ貰えるのかといったらそうではないです。

給付制限(自己都合による退職の場合、3カ月※)があり、それが終わってから失業保険をもらえます。

 

※3か月の給付制限(2020年10月から2か月に変更。要件ありです。詳しくは、こちら↓です。)

 

厚生労働省/令和2年10月1日から給付制限期間が3ヶ月から2ヶ月になります 引用

 

注意したいのか、再就職手当です。

就職した時にもらえる手当ですが、最低90日間が基礎で計算されるのです。

 

待期期間(全員7日)と給付制限があるのと、期間が10年未満だと、90日分なのですよね。

基本には、前の会社など(通算でも大丈夫です。)で、12か月以上あることが、条件になります

 

就職困難者とは?

 

1. 身体障害者(身体障害者手帳を持っている)
2. 知的障害者(療育手帳を持っている人)
3. 精神障害者(精神障害者保健福祉手帳を持っている人)
4. 刑法等の規定により保護観察に付された方
5. 社会的事情により就職が著しく阻害されている方

などが該当します。

 

例外もありますので、所轄のハローワークで聞いて下さいね。

認められると、つぎのような形に変わります。

 

障害者等の就職困難者

被保険者であった期間

1年未満 1年以上

離職時年齢

45歳未満 150日 300日
45歳以上

65歳未満

150日 360日

 

これの場合は、会社の存続時間が(前の会社など失業保険をもらわないなど。通算でも大丈夫です。)、6か月以上である必要があります

一般の場合は、1年です。

 

就職困難者として受け取れることとは?

 

前の職業で、2年くらいお世話になって、上司に理由を正直に言って辞めました。

退職届には、「一身上の都合により」と書いて出しました。

 

とみぼん
とみぼん

わたしは、身体障害者手帳を持っている身体障害者です。

会社からパンフレットと離職票が届いたので、そこに書いてあったものと、身体障害者手帳をもっていって手続きをしました。

 

ここからはわたしが、実際受けてみてメリットだと思うもとをあげて行きます!

 

  1. 待たなくていい
  2. 給付日数が多い
  3. 求職活動が1回でいい

 

この3つが本当に大きかったです。

それぞれをみていきます。

待たなくていい

一般の場合は、3か月の給付制限(2020年10月から2か月に変更。要件ありです。)があります。

 

それがなくて、待期期間(7日)を待つだけで、失業保険をもらえるのは、本当に良かったです。

給付日数がおおい

300日という給付日数が、本当にありがたかったです。

この期間、ゆとりをもって次どうするかを考えることが出来ました

求職活動が1回でいい

失業の認定を受けようとする期間に求職活動を原則として2回以上しなくてはいけないのですが、求職活動が1回でいいというのが、ありがたかったです。

 

それ以外にも障害者手帳もメリットがあります。

デメリットよりメリットが大きいと思いますよ

 

難病で障害者手帳をとるか迷う方は、主治医の聞くことをオススメします!

下の記事に、メリットなどをまとめました。

 

障害者手帳のメリットとデメリットについて(&本人談含む)

 

まとめ

 

・就職困難者とは、主に障害者手帳をもっている人のこと

圧倒的に有利な条件での失業保険を手に入れられる

 

どうだったでしょうか?

 

とみぼん
とみぼん

最後まで読んで頂きありがとうございました。

なったことを悔やんでも個人的には、もったいないと思います。

とみぼん@nicotomibonnicoでした。

コメント

  1. […] 【失業保険に使われる就職困難者って?】障害者手帳【難病の私の場合】会社を辞めたら、失業保険を支給するということが一般的ではでしょうか?その際に就職困難者という言葉があ […]

タイトルとURLをコピーしました